第1週〜第4週(1〜24回)
私が見て感じたドラマ
「ふたりっ子」
あらすじ感想です。
私の感想はハッキリ言って変です。(念の為)
香子とひろみちゃんと自分の感情が入り混じってる?
★☆★キャスト★☆★
野田香子   
岩崎ひろみ
    (子役・
三倉佳奈
野田麗子   
菊池麻衣子
    (子役・
三倉茉奈
野田光一   
段田安則
野田千有希 
手塚理美
有沢英之   
高島忠夫
有沢理佐子 
香川香子
有沢可奈   
丹阿弥谷津子
黒岩政夫   
伊原剛志
黒岩良夫   
宮川大助
黒岩信代   
宮川花子
安部      
吉田勝浩

佐伯銀蔵   
中村嘉葎雄
森山史郎   
内野聖陽
オーロラ輝子 
河合美智子
谷武蔵    
河島英五
米原公紀   
桂枝雀
米原桂子   
三林京子
海東壮平   
山本太郎
猿渡夏彦   
国村隼



★あらすじは、某テレビ雑誌から ちょっと抜粋。

1996年10月7日(月) 第1回
 
昭和41年、豆腐店を営む光一と妻・千有希の間に丙午の双子の女の子麗子・香子が誕生。
 10年後、麗子と香子は正反対に育っていた。成績もよくしとやかで学級委員の麗子に対し、香子はがさつで成績最悪、男の子とケンカばかり。
 図工の時間で「わたしの夢」という絵を描くことになった。香子は珍しく考え込み、時間内に描けず・・・・・・

 
「ふたりっ子」と言うタイトルに引かれて、最初から割ときちんと見た。(意外やふたりっ子ファンの中でも 放送1回目をちゃんと見た人は少ないような・・・?)それと言うのも、我が家にも双子がいたから・・・朝ドラって、いつも時計代わりだったりするし 特に1回目はあまり期待せずに 何となく見ているほうなのだけど 今回はそんな事もあってか興味深く見ていた。(お昼の再放送まで見たくらいに・・・)
 生まれたばかりの赤ちゃん時代の麗子・香子を演じた(?)“幻”のふたりっ子、木村風音・鈴音ちゃん達は大きくなったかな?“麗しく香る”って意味合いを込めておとうちゃんが命名したのです。
 マナカナが登場した場面の昭和51年って、ちょうどひろみちゃんが生まれた年だけど 確かにあの頃ってピンクレディーが相当流行ってたなぁ・・・私にとってもかなり思い入れの大きかった年なので 割と鮮明に覚えてるんだわ。(すっかり歳がバレバレだけど・・・?)ピンクレディーのTV画面が出ていたけど、あれって NHKで日曜の夕方6時から放送されてた「レッツゴーヤング」って番組だわ。S49年にはじまったけど、この頃の司会は ずうとるびだったかな?(最初はフォーリーブスだった)
 それにしてもまだこの時は、こんなにハマって私の人生まで変えてしまうような 大きな出来事になるとは想像もしてなかったのでした。
10月8日(火) 第2回
 
香子は日に一度は通天閣の展望台にのぼり、大阪の町を眺める。ある時、通天閣の真下の道にある王将の碑に腰掛けていて、通りかかった銀じいにとがめられる。何となく気になった香子が銀じいを追って新世界将棋センターへ。初めて見る将棋の世界に感動し・・・・
 
双子の性格の差が大きく表現された回だった。確かに一卵性の双子でも違うのだから、二卵性なら違って当然ね。でも、お互いにお互いの気持ちを思うやる所は絶対にあると思う。一番身近な友達だから・・・
★10月9日(水) 第3回
 
麗子と香子が同時に親におねだりを・・・麗子はピアノ、香子は将棋盤だ。光一がダンボールで作ってくれた将棋盤に香子は大感激。光一は同じくダンボールでピアノを作るが、麗子は逆に“あたしはピアノを弾きたいねん”と怒ってしまう・・・・・
 
麗子が小坂明子の「あなた」をピアノで弾き語りしたいって回だったけど、「あなた」はS49年前半頃のヒット曲。この歌は、女の子の夢がいっぱい詰まったようなメルヘンタッチの歌だから 麗子が夢中になったのでしょう。
 双子って、片方が誉められてると もう片方もすごくうれしくなってしまうらしい・・・その気持ちは双子を持つ親として 実感が湧く話だった。それに、色違いのおそろいのパジャマがかわいい。よくウチでも色違いのおそろいを着せてたから・・・いまだに同じ服を着てると しみじみ顔を覗き込んでしまう親です。
 麗子が100点をとってもうれしくないって言ってたのが気になった。そう言えば、ひろみちゃんも子供の頃 子役をやっていたから テストでは100点以外はとってはいけないものだと思っていたとか・・・そんな所は、香子と言うより麗子の気持ちがわかるのかも?

★10月10日(木) 第4回
 
光一が授業参観に・・・“雨ニモ負ケズ”を順番に暗証するが、香子はできない。“他の詩ならできる”と発表したが、通天閣のアナウンス。“好きな言葉”の発表でも 香子は「トウコン」と答え、麗子は恥ずかしさに涙をこぼす。その日、香子は銀じいを訪ねる・・・・・
 
授業参観に光一が来る・・・って話だったけど、双子が同じクラスにいるのは 子供の人数がいなかったからなのでしょうか?ウチのツインズは一度だって同じクラスにはなった事が無くって、授業参観では1組と2組の間をウロウロしたっけ・・・(40人までは一クラスで、41人以上から二クラスになれる)
 香子の好きな言葉は“豆魂”。さすがに豆腐屋の娘だよね。この回に銀じいから“香車のお香”って名前をはじめて呼ばれた。銀じいの中村さんの演技は実にしぶい!!
 “香車はのう・・・前だけに進む、後戻りはできん。そこが弱いとこでもあるが、一直線に前だけに進んで相手をやっつけられる・・・”って言って、おまもりだって香車のコマをくれたけど、香車ひとつだけを手放してしまって困りはしなかったのかな?予備のコマを持っていたの・・・?

★10月11日(金) 第5回
 
麗子の為の中古のエレピアノが届いた。千有希がかなり上手く弾くので、麗子はびっくり。香子は隣のマサ兄から千有希が元芦屋のお嬢さまで、光一と駆け落ち結婚したと聞かされる。
 
麗子が念願のピアノを買ってもらうシーンを見ていて、その昔私が電子オルガンを買ってもらった日の事を思い出してしまった。
 たこ焼きビリヤードの武蔵を見たら、とっても元気でおもしろくって何だか泣けてきた。今いない人になってしまったなんて とても信じられません。いい味の演技をしてたもの。脇だけど、ピリッとした雰囲気があるし、それでいて温和で優しそうな人だった。(合掌)
 マサ兄の着ていた、Tシャツのトラの絵が違うイメージで妙にかわいい!

★10月12日(土) 第6回
 
親にかまわれる香子がうらやましい麗子は、香子と入れ替わる事を提案。香子になった麗子は開放感で生き生きするが、片思いの安部から「麗子が嫌い」と聞かされ傷つく。腹いせに、麗子となった香子のシチューにチョークを入れたことで大問題が・・・・・
 
香子と麗子が入れ替わってみたって事だったけど、通りすがりの人ならいざ知らず、同じクラスの友達や先生までわからないなんて事は 実際には絶対に無いだろうな・・・?ウチのツインズは一卵性だからすごくよく似てるって、人は言うけど、友達や担任の先生は間違えないぞ!!もっともたまには間違えられたみたいだけど、よく見たら絶対にわかる。先生は歩いてるうしろ姿でわかるんですよ・・・ってよく言ってたなぁ。
 まぁ、ドラマだからね・・・。その方がおもしろい・・・
 千有希が怒って “あんたなんか生まれてこなければよかった・・・”って言ってたけど、それは絶対に言っちゃいけないよね。ショックで家出する香子のうしろ姿が あまりに哀れで涙が出た。主題歌の「ナチュラル」が、いい感じに雰囲気にあって 心に染み込んでいくようだった。
10月14日(月) 第7回
 
千有希に叱られ家出した香子は、銀じいにくっつき兵庫県香住へ。年に一度の対局の相手を待つ銀じいの前に現れたのは少年。父の死を告げ、形見のコマを投げ捨てて去った。香子はその駒で将棋センターで見た棋譜を再現、銀じいを驚かす。光一は銀じいの連絡を受け、ひと安心。
 
銀じいについて行く香子の姿を ドキドキしながら見ていた。いつになく落ち込んでしまってる香子が、たまらなくいと惜しくて健気で この時から私はこの物語の中の“香ちゃん”にひかれて行ったのかもしれない。
 双子に生まれてきた事を嘆き悲しんで姿はなんとも言いがたい。でも、銀じいに“双子はどこかの国では天使の子って言われてる”と教えられて、とたんに元気になったのはやっぱり子供だからなのかな?タイトルバックに二人の天使の絵が描かれてるのは この事なんだと初めて納得した。
 あれだけ難しい将棋の棋譜をたった一度見ただけで覚えてるなんて、天賦の才があったに違いない。そう言えば、ひろみちゃんも子供の頃 一度見た舞台を覚えていて 家に帰ってきてから歌ったり踊ったり出来たとか・・・ひろみちゃんも、演劇において天賦の才を持っていたに違いないね。

★10月15日(火) 第8回
 
翌朝、香住の宿へ光一と千有希、麗子の3人が駆けつけた。店を休み城崎に一泊。千有希は光一とのなれそめや駆け落ちの理由を子供達に話した。5年生になった香子は学校を早退して将棋センターに通い詰める毎日。ある日、麗子と香子は芦屋にある千有希の実家を見に行く。
 
オープニングの出演者の所に はじめて“岩崎ひろみ”と名前が出た。(出演そのものは、最後の最後だったけど・・・子役と入れ替わるシーン)自分の名前が、トップに出てくる心境はいかがな物なんでしょうね。
 私は、朝ドラをそれまでしみじみ見ていたことが無かったので、ヒロインの前評判とかプロフィールとか今回も全く知らないで いきなり見たのだけど、岩崎ひろみと言う名前で真っ先にピンと来たのが「木村家の人びと」だった。まだ子役で、たぶん小学4〜5年生くらいの時だと思うけど、みょうに印象に残っていたのです。後にも先にもそれだけしか 知らなかったのだけどね。
 子役のマナカナちゃんのとりあえず最後の出演シーンでは、「年下の男の子」を歌っていた。あれはS50年のヒット曲だったかな?部屋にはポータブルレコードプレーヤーが置いてあって、あの時代の事が懐かしかった。
 おかあちゃんの千有希は、お嬢様だったから英文科の学生で 本来は短大を出たらアメリカに留学するって事だったらしい・・・この話を聞いて、ひろみちゃんがもしもこのドラマのオーデションに受かってなかったら、短大卒業後留学する予定だったと 後で聞いてちょっと複雑な思いがした。

★10月16日(水) 第9回
 
麗子と香子は高校3年生に。進学校に通う麗子に対して、香子は区域で最低レベルの高校で、卒業も危ない。麗子は優勝をかけて英悟の弁論大会に出場。が、マサらの場違いな応援に会場は大ひんしゅく。
 
本格的なひろみちゃん香子の登場1回目です。かなりのハイテンションで 快活な男勝りの役だから大変だろうなって思った。なかなかあれだけ堂々と照れもせずに すごい格好とか出来ないぞ〜〜!!
 麗子の英語の弁論大会のシーンがあったけど ひろみちゃんは英語スピーチコンテストで、全く練習せずに行って優勝しちゃったとか・・・本人が言ってたのだから確かな話。
 84年ってウチのツインズが生まれた年だわ。

★10月17日(木) 第10回
 
麗子が京大を受験することになり、商店街は大騒ぎ。野田家も受験生中心の生活になり、光一は好きな野球の試合も見せてもらえない。高校を中退しようか悩む香子に、光一は豆腐店を継ぐよう勧める。
 
見ていて、ひろみちゃんの演技のすごさにどんどんひかれて行く自分にビックリしだしたのがこの頃・・・特に目がいいのよね。すごく素朴できわめて普通のヒロインなのに(朝ドラヒロインとしては、どちらかと言うと珍しいタイプ)なぜだかどうしてなんだか 吸い込まれちゃうのよ。
 双子が同時に同じ事を言うのは納得です。そうなのよ〜〜!同時に全く同じ事しゃべんのよ。ど〜〜して!?
 麗ちゃんの京大受験に盛り上がってる脇で、珍しくしょげきっていた香子のさびしげな顔を見て心が痛んだ。

10月18日(金) 第11回
 
香子が中退すると聞いた千有希は、中卒の光一を引き合いに思いとどませらせようとする。それを耳にした光一は、その晩ヤケ酒を。香子は銀じいの手を借りて泥酔した光一を連れ帰った。予備校でももてる麗子は、高級住宅に住むお嬢様のふりをして自己嫌悪に。
 
オーロラ輝子初登場です。かなり派手派手なお化粧や衣装だけど、何だかみょうに引かれるキャラクターだよね。さんざん悩んだ末に 豆腐屋を継ぐ決意をした香子のエプロンと三角巾姿がものすごくかわいかった。
★10月19日(土) 第12回
 
将棋の駒を封印し、豆腐店を継ぐ決意をした香子に、光一は厳しく仕事をたたき込む。光一は千有希と学歴の事で口論、つい「芦屋に帰ってもいいんだぞ」と。芦屋の実家では、千有希の母・理佐子が寝たきりの義母・可奈のイビリに悩んでいた。
 
ほんとに、このドラマはNHKの朝ドラなのかと信じられないほど ギャグがおかしい。それも嫌味が無いギャグで変じゃないおかしさがあって、ドラマなのに声を出して笑える。もちろん、それだけではないけど・・・
 香子のあまりの寝相のすごさに 目が点です。口をポカ〜〜ンとあけて 思いっきりすごい寝相で・・・この人役者だよな・・・って変な場面で感心してしまった。だって、普通の若い女の子だったら いくら女優だってあそこまですごい格好は出来ないのじゃないかって思ったから・・・照れがあるでしょ。
 でも、それを楽しんで考えて演じてしまうひろみちゃんの役者魂に驚かされた。もとろん、涙をぐっとこらえて意思を通そうとする演技にもひかれてしまった。
★10月21日(月) 第13回
 
豆腐屋修行に励む香子だが、どうしても将棋を忘れられない。千有希の祖母・可奈が亡くなった。光一に言われて葬儀に出た千有希は、20年ぶりに会った父・英之が娘と気付かなかったことに涙がこぼれる。
 
香ちゃんかわいい!ひたすらそう思った。昭和59年11月、お札が新デザインに変わった年。たしかにはじめは珍しかった。それにしても、このドラマは音楽がいい。「ナチュラル」の月曜日バージョンの♪なみだは〜〜星より〜重く立ってるだけで〜・・・。
 千有希の祖母のお葬式で20年ぶりに会った父が 顔を忘れていたシーンで あまりのショックに泣くところのBGMは切なくて こころにズキンとしみ渡った。いくら20年の間、顔を見てないからって、愛娘の顔がわからなくなるものだろうか・・・?
香ちゃん曰く、“演歌のラッキートラ丸”には笑ちゃった。

★10月22日(火) 第14回
 
新年を迎え、千有希は麗子の受験にますます必死になり、光一は巡業に来る演歌歌手・オーロラ輝子の追っかけをしてウサ晴らしを。一方、可奈と言う後ろ盾を失った英之は理事長職を解任され、愛人にも逃げられ、理佐子に当り散らす。
 
S59年の大晦日。NHK紅白で、チェッカーズが歌ってるところが放送されてた。この年の紅白は、都はるみが“普通のおばさん”になるって宣言して、大々的に引退した年。総合司会者NHKの生方恵一アナの“ミソラ発言”が話題になった年だった。(変なこと思い出してしまった。私らしいけど)
 野田家の年越しそばを食べる時の習慣は、全員黙って来年の願い事を祈りながら もくもくと食べるんだってさ。しゃべってしまうと願い事がかなわないとか・・・ふ〜〜んおもしろい習慣だ。だれか、そんな習慣がある家の人がスタッフにいたんだろうか・・・?あまり聞かないよね!?
 それにしても、地位も名誉も理事長の座も失って、ついでに愛人もなくした英之がごろごろしてる場面で、テレビからテレサテンの「愛人」が流れてたのは 皮肉でおかしかった。とうとう理佐子も切れたし・・・気持ちいい!!おそらく女の人は このシーンを見ていてビックリしたけど、スカッとしたって思った人も多かったのじゃないかな?現実ではなかなか あゝはいかないけど・・・・ほ〜〜んとにすごい迫力!!
 おかあちゃんの事を心配して、慣れない手で洗い物をするって香ちゃんのシーンが健気で大好きだ!!おかあちゃんは、麗子の事ばっかりで香子の事なんか忘れてるのも等しいのに、ちっともその事に関して、ひねくれる事も無く嫌な顔ひとつしないで ひたすら母親を思いやってる香子はえらい!!ひろみちゃんの演技がすごく自然なのに たまらなく哀愁がある雰囲気をかもし出してて とっても好きな表情だ。こんな香子だからたまらないのです。
 たった15分間のドラマなのに、すごく内容が濃いよね。普通のドラマの1時間にも相当するのじゃないかな?

★10月23日(水) 第15回
 ついにキレた理佐子は、積年の怒りを英之にぶつけ「罪を償ってもらう」と宣言。麗子の受験の日、千有希とともに麗子を送り出した香子の元へ、将棋センターの常連が。強い将棋指しが現れたが、銀じいが留守で誰も勝てないと言う。香子は光一の許しを得てセンターへ。
 
ついに、森山史郎登場!“きざな奴〜〜”ってのが第一印象でした。
 それにしても、香ちゃんはいい子だよね。麗ちゃんが不安で眠れないからって、一緒に寝てなぐさめて安心させてあげられるなんて・・・。でも、2月末か3月はじめ頃の早朝4時は真っ暗だよ。ドラマでは、かな〜〜り明るい。相変わらずの香子の寝姿がバッチリだったもの。ちょっと変?(早起きの私にはわかる)

★10月24日(木) 第16回
 香子は史郎と対戦して負け、大ショック。戻ってきた銀じいにあいさつする史郎は、実は、8年前香住の宿で会った少年だったのだ。史郎が奨励会の会員でプロのタマゴと聞いた香子は、銀じいを訪ね「奨励会に入る」と。
 
森山さんと対戦して必死で将棋を指す香子は、あぐらをかいたり立ちひざになったり 女の子としてはものすごい格好。うわさでは、そうとうNHKに抗議の手紙や電話があったとか・・・つい現実になっちゃうのよね視聴者は・・・
 確かにこれまでの朝ドラでも、おてんばな娘ってヒロインの設定はたくさんあったけど あんな男勝りのハチャメチャなヒロインは相当めずらしい!
 森山さんに負けてショックを受けた香子が、銀じいのところに走って 絶対に奨励会に入るって宣言するシーンは ものすごい気迫が感じられた。瞳が鋭くて刺すような視線だし・・・きりっとしてるとこが気持ちいい。
 ムサ兄のたまつき占いで、香子が森山さんと結婚するってしっかり予想してるのは すごい事で・・・こんなに当たる占いだったら、やってもらいたいものだなぁ。

★10月25日(金) 第17回
 将棋の道を志した香子は豆腐屋修行に身が入らない。麗子の頼みで代わりに合格発表を見に行った香子は、番号を見つけて大喜びしているところをテレビカメラに撮られてしまう。その頃、麗子は内緒で有沢家へ。理佐子と英之とともに香子からの電話を待っていた。
 
いつ見ても香子の衣装は安上がりだよね。トレーナーかTシャツそれにジーンズだもの。
 ひろみちゃんの大阪弁は実にすごい。私も大阪の事はよく知らないけど、たぶんひろみちゃんの大阪弁は完璧なのじゃないかって思う。ふたりっ子を見るまで、大阪って未知の世界でほとんどなじみの無い所だったけど、急に親近感が湧いてしまって、大阪弁が心地良く聞こえるようになってしまった・・・北関東の人間としては、すごい事だって思うのです。
 香子が窓辺に出した“野田香子はプロの将棋さしになる。”って書いた垂れ幕。麗ちゃんの京大合格の話題でいっぱいの中、だ〜〜れも気が付いてくれないのがちょっとかわいそう。高校中退だってあれだけの上手い字が書ければ大丈夫・・・?

★10月26日(土) 第18回
 政夫が幹事で麗子の合格パーティーが開かれた。テレビに合格を喜ぶ香子の姿が映るが、麗子の機転でごまかした。夜、「豆腐屋を辞めてプロの将棋指しをめざす」と言い出した香子に、光一は「家を出て行け」。するとなぜか麗子が「私が出ていきます」と!!
 
麗子が言う“双子は今日でおしまいにしよう・・・”には悲しかった。そんな自分勝手の都合のいい事ばっかり言わないで・・・って、つい香子の立場になって考えてしまったのです。
 ウチのツインズは、どちらが上とか下とかの関係は 戸籍の上だけしか考えた事が無いのだけど、このドラマの中では 上下関係のハッキリした所がたくさん出てきて驚いた。(余談だけど、きんさんぎんさんの時代は、先に生まれた方が妹であとの方が姉だったらしいけど、その後は普通に先の方が姉(兄)で後から生まれた方が妹(弟)です。)
 育て方で違ってくるのだろうか?我が家は上下関係は無く育てたからなぁ。もちろん、性格は違うから当然成績とかも違うけど、それぞれのいい所をお互いに知ってるから 片方が片方を見下したりとかは絶対にしないな。お互いを 思いやる気持ちは持ってるけど・・・
 香ちゃんが 麗子を引きとめようとする時の 必死の形相と涙がたまらなかった。
★10月28日(月) 第19回
 
麗子が「この家も町も嫌い。芦屋で暮らす」と言い出し、光一も千有希もビックリ。決心は固く、光一や千有希の猛反対も効果がない。その晩、香子に「自由な香ちゃんがうらやましい。今日から双子やない」と言い残し、麗子は家出。
 
光一と麗子の間に入って、必死で言い争いを止めている健気な香子の姿に胸が痛んだ。誰よりも家族を愛してて、4人が仲がいい事を 誇りに思って生きてきた香子だからなのでしょう。
 それなのに、香子の気持ちなんかちっともわからないで残りの3人はバラバラの思いばっかりで・・・
 芦屋で待ってる理沙子だって、結局は麗子を待ってるのではなくて、千有希の幻をいつまでも追い続けてるような感じがして ちょっとげんなりした。

★10月29日(火) 第20回
 翌朝、部屋には麗子も香子もいない。香子は麗子を連れ戻しに行ったのだ。千有希も有沢家に駆けつけ、英之や理佐子に麗子を惑わすなと言う。が、麗子は自分の意志で有沢家の養女になりたいと言う。一方、光一は昼間から酒を飲むように。
 
麗子が芦屋での贅沢な生活に満足してたけど、確かにあの年齢の女の子としては あこがれがあるんだろうなぁ。小坂明子の歌「あなた」そのものだから・・・。
 でもね、目先の贅沢やかっこ良さなんてほんとにその時だけだよ。たぶん、今の麗ちゃんにはわからない。きっと歳をとって まわりが見えるようにならないとわからないんでしょうね。
 家族を捨てて、自分の欲望だけで家を出た麗子なのに、香子はそんな麗子の気持ちを思うことも 忘れてないのがすごい。両親の気持ちを思って連れ戻しに行ったはずなのに、麗子の事を考えて戸惑ってる姿に香子の双子としてのやさしさを感じた。
 きっと、香ちゃんは麗ちゃんと両親の狭間で 複雑な思いだったに違いない。

★10月30日(水) 第21回
 奨励会の試験はプロ棋士の推薦がないと受けられない。何人かのプロ棋士に弟子入りを頼んで断られた香子が、幹事の猿渡とモメていると米原永世名人が。一局さして力をみてくれたが、「将棋が卑しい」と中断。傷ついた香子は、偶然会った銀じいの胸でくやし涙を。
 
ついに、奨励会幹事で猿渡さん登場!かなりいいキャラクターだなぁ。ふたりっ子って、ヒロインのふたりは当然だけど 脇を固めているキャラクターが それぞれものすごい個性があってそれだけでもおもしろい。
 相変わらず、麗ちゃんは最高に着飾ってきれいな格好ばかり。香子はと言うと、いっつも地味なトレーナーにジーンズで ますます見栄えはしない。でも、私はそんな表向きだけに格好を付けてなくて 平凡な香ちゃんが大好き!見栄をはっても、しょせん心が豊かでないとみじめだよ〜〜!中身が美しくないとね。(私の願望かも?)
 今回は、いろんなプロ棋士が特別出演をしてた。あの“ふとりっこ”(?)の神吉(かんき)プロとか、(神吉プロってマジックが得意なのよね。ひろみちゃん実際に弟子入りしたって言ってたもの) 谷川プロもでて、セリフをぎこちな〜〜く喋ってる。おまけに内藤プロとは、カラオケで演歌をジュエットまでしちゃった。おかしいね。
 米原と対戦し“将棋がいやしい”って言われたあまりのショックで、銀じいに抱きついて泣く香子のうしろ姿が 胸に焼き付いてしまった。あの香子が泣くのだから、相当の事なんだね。家族の不仲とか、ずっと我慢していた心の糸が切れちゃったのでしょう。ひろみちゃんの涙の演技は最高だ!!

★10月31日(木) 第22回
 銀じいは宿敵と言われた米原を訪ね、香子を門下生にしてくれと頭を下げる。受験申込み書を手に大喜びする香子に、銀じいは「お前の師匠は米原や。もうここには来るな」と。試験初日、受験生同士の3局で2勝しないといけない。香子は小学生相手に苦戦を。
 
とうとう、寝込んでしまうくらいにショックを受けた香子。あの銀じいが、宿敵って言われてた米原の所にわざわざ出向いて、頭を下げてまで頼み込んでくれたのにはビックリした。今まで人に 心を開く事が無かったはずの銀じいなのに 香子に対してだけは何か心の中に響く物があったんだろうな。世の中にはそんな人っているんだよね。私も、香ちゃんを見てると心が癒される。
 今日は、麗ちゃんはまったく出なかった。

★11月1日(金) 第23回
 1局目に負けた香子は、2曲目以降を巻き返し、2勝1敗で乗り切った。相変わらずケンカばかりの両親には、試験を受けたことが言い出せない。2日目は奨励会の会員3人との対局。香子は奮戦、2勝1敗で試験に合格した。
 
香子はたったひとり、孤独で頑張っているのに両親は 麗ちゃんの家出のことばっかりでケンカして だ〜〜れも香子の事なんか見向きもしてくれない。それでも、明るく頑張ってる香子はほんとにすごい。普通の子だったらぐれちゃってるかも?
 米原役の桂枝雀さんのキャラクターがバツグン!外では威厳を保って、家の中では奥さんに甘えて言いなりになってる。案外、すごい人ってみんなこうだったりして・・・?
 もう絶対に、こんなすごい枝雀さんの演技が見られないのが残念だ。

★11月2日(土) 第24回
 奨励会に史上初の女性会員が誕生したニュースは大きく取り上げられ、千有希も光一も驚く。光一と千有希は麗子の事で頭がいっぱいだった事を香子にわび、光一は元に戻った。米原の家で兄弟弟子として史郎を紹介された香子は、なぜか心臓がドキドキ!?
 
恋心を抱いた香子の 自分でもわからない初めての感情に戸惑いあせってる様子がおかしかった。
 香子って、何においても不器用でぎこちないでしょ。その不自然に見える演技は、やっぱり最高の演技力を持ったひろみちゃんだからできるのね。他の人だったらこうはいかないかも・・・?森山さんに会って、声がうわずってひっくり返るとこがおもしろい。
 やっと、奨励会に合格した事がみんなにわかってよかったよかった。香子の事をすっかり忘れていた両親が謝っても、香子は自分の事より千有希の事を真っ先に思ってるのがいいね。香ちゃんらしい・・・
 マサ兄が通天閣のてっぺんの 階段のところで“麗ちゃ〜〜ん!!”って、叫んでいたけど あんな危ない場所に一般の人が登れるの?展望台ならわかるけど・・・すごく見晴らしは良さそう。
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